徒然なるままに仙石線

このブログでは仙石線に関するあれこれを解説、考察などをして行きます。

マンガッタンライナー205系はどの編成が使用されているのか

登場から20年を超え,今なお仙石線の顔として活躍を続けるマンガッタンライナー。205系とHB-E210系と現有の仙石線車両全てが纏っていますが205系ではどの車両が使用されているのでしょうか。

205系ではどの編成が使用されているのか

まず,マンガッタンライナー一族の元祖といえる205系3100番代での使用編成を解説しましょう。それぞれマンガッタンライナーとしてラッピングを纏うのはM8編成とM2編成です。M8編成は現在まで続くマンガッタンライナーの初代で石巻市の掲げる「萬画の国いしのまき」をアピールする為仙台支社と手を組んで誕生したのがM8編成です。同車が他の編成と決定的に違うのは転用後M8編成として誕生した時からマンガッタンライナーとして運用されている所にあり他の編成よりもとても気合の入った仕様となっています。車内は石巻寄りのクハがM5編成以来の2Wayシートとなっており車内化粧板にも石ノ森氏のキャラクターが描かれており2Wayシート車にはドア間にイベント広告用のラックが設置されています。M2編成は登場当初は他の2Wayシート色でしたが2008年に仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが開催され,その一環としてM2編成もマンガッタンライナーとなりました。M8編成との違いはM8編成が銀色の車体にキャラクターのイラストを張るという華やかながら何処か落ち着きも感じさせる物でしたがM2編成は車体も全面的にラッピングされよりカラフルなラッピングとなりました。一方車内については従来と変わらない仕様でしたがその代わり車内啓発ポスターはマンガッタンライナー仕様となっているのが特徴です。

マンガッタンライナー編成の出自

マンガッタンライナーで使用されたM2・M8編成ですがそれぞれが入線したのはM2編成が2002年の事でM1編成の搬入と近い時期に導入されました。編成は全車がドアが小さい小窓の編成の為全てが元山手線編成となっています。クハ205とモハ205が元ヤテ19編成,モハ204とクハ204は元ヤテ17編成で構成されています。一方,M8編成ですがこちらも全編成が小窓の元山手線ですが,2編成を利用して編成を組んだM2編成と異なりM8編成は全てが元ヤテ25編成と一つの編成から成り立っているのが特徴です。

終わりに

マンガッタンライナーの編成は両編成の個性があるのが特徴です。出自に関しても単に元山手線ではあるものの組み方もそれぞれで異なっており見た目以外にも両編成が特徴を持った編成のなっています。