徒然なるままに仙石線

このブログでは仙石線に関するあれこれを解説、考察などをして行きます。

2Wayシート車は今後どうなるのか 現状から考察する

最近仙石線の車両関連の動きで話題となっているM3〜M5までの2Wayシート色の205系。これら3編成は一体これからどうなって行くのでしょうか。

M4編成の運用離脱

4月の中頃より,運用の出入が激しくなっているM4編成。石巻寄りクハに2Wayシート座席を搭載しておりその3番目の編成に当たります。この編成は現在在籍する205系3100番代では最も検査期限が近い編成となっており近い内の入場が予想されています。しかし,4月13日を最後にM4編成は仙石線の運用に一切入っていません。仙石線では検査期限や近い編成や故障を起こした編成の長期的な運用離脱は少なくは無く,今回の運用離脱もまた全般検査の為の入場の可能性がありますがこの編成の動向に一部では廃車なのでは無いかと噂されています。しかし現時点では同編成が検査に入れるのか廃車になるのかは全く不明となっています。

M3,M5編成を含めた2Wayシート車はどうなるのか

石巻寄りクハ車に2Wayシートを搭載した205系は先の3編成に加えマンガッタンライナーの2編成も含まれます。マンガッタンライナーに関しては両車とも運用を継続しています。しかし2Wayシート色の3編成に関しては現在,少々不自然な動きを見せています。4月16日にM3,M5編成がM4編成と共に終日運用に入らないという事が発生しました。仙石線は日曜のマンガッタンライナー運用を除いて全て共通運用なのでたまたま2Wayシート車が予備となったのだな,と感じますが翌日も同じ3編成が運用に一切入らないという動きを見せています。先述のようにとある1編成が長期的に運用から離れる事はたまにある話だと述べましたが,3編成,しかも同じ特徴を持った編成が一気に離脱しているというのは運用的にも不自然なのです。一時的な物であればまだ良いのですが,これが長期的に続くとなると話は別です。まずM4編成についてですが,先程も述べた廃車説は可能性が0であるとは決して言えないのが現状です。何故かと言えば、現在仙石線の運用数は14本あり3編成が余る状態にあります。予備を2編成取るとしても1編成が余ってしまい供給過剰となってしまいます。予備がこれ以上必要無いと判断されれば廃車という物です。このような事例は全国で見てもよくある話でありその対象がM4編成になるのではという物です。ただしただの全般検査である可能性も考えられ,動向はまだ読みづらいというのが現状です。

一方のM3,M5編成については走行距離の調整を行なっている可能性があります。休車や長期離脱により検査期限を伸ばすという物で,引退が想定される車両が運用を離れて距離を調整し検査期限を伸ばす事例がこちらも多々あります。M3,M5編成はこれを行い検査期限を伸ばして延命を図っているのでは無いかと考えられます。

終わりに

M4編成の検査期限から始まった2Wayシート色車の車両運用の変化。この情報は定期的に変動する可能性が高く,必ずしも確定とは言わないものの,現在の3編成の状況においてはこうなるのでは無いかと私は考察します。もしM4編成の廃車が本当であれば終焉の足音が近づいているという事なのかもしれません。