徒然なるままに仙石線

このブログでは仙石線に関するあれこれを解説、考察などをして行きます。

HB-E210系で運用された仙石線普通列車とは

現在HB-E210系は仙石東北ラインの快速列車での運用が基本となっていますが,2022年12月の初旬に仙石線の普通列車に充当されました。一体何故なのでしょうか。

変電設備取替工事に伴う普通列車

2022年12月3日,仙石線単線区間の変電所の変電設備が取り替えられる工事が行われる事となりました。この為日中時間帯に高城町〜石巻間での205系の運用は基本取りやめる事となりました。これに伴い架線の有無でも走れる気動車によって運用される事となり,その日中時間帯の普通列車へHB-E210系が充当される事となります。初めてこの情報が明らかになった時は運用数に余裕のあるキハ110が充当されるかもしれないという噂がありましたがHB-E210系2両による運用となりました。HB-E210系は1日で3運用持っていますがそのうちの予備車1編成を用いた普通列車が運用されました。運用は石巻〜高城町間と石巻〜松島海岸間。基本使用される205系は日中時間帯は高城町から先には行かず仙石東北ラインの快速とHB-E210系の普通列車にリレーする形を取りました。HB-E210系が普通列車に充当されるというのは東北本線内の送り込み・返却での1往復がありましたが仙石線内での普通列車運用はこれが初めてでした。さらに定期運用では一切入らない松島海岸までの運用をする事もありとても注目された運用でした。元々HB-E210系は東塩釜までの運用には対応しているのですが運用上明確に入れるのは松島海岸が仙石線での西限となっています。変電設備取替工事は翌日の4日まで続きHB-E210系が松島海岸までの運用をする普通列車が運用されました。

終わりに

HB-E210系による仙石線内の普通列車はこれが初めてでした。松島海岸まで乗り入れるHB-E210系の姿はとても珍しい物で今後貴重なケースになると思われます。