徒然なるままに仙石線

このブログでは仙石線に関するあれこれを解説、考察などをして行きます。

マンガッタンライナーのラッピング電車はどれくらいの期間運用されているのか

現在、仙石線と仙石東北ラインで運用されているマンガッタンライナー。比較的長い歴史のある印象を持つマンガッタンライナーですが、どのくらいの期間運用されているのでしょうか。



M8の登場

仙石線におけるマンガッタンライナーの歴史は2003年から始まりました。理由として、石巻市の観光活性化。石巻市は石ノ森章太郎氏ゆかりの地としても知られる漁業の街。石巻市はマンガを軸とする観光資源をアピールし始めます。2001年には石ノ森萬画館が開設され、さらに石巻駅から萬画館までの道はマンガロードとして氏のキャラクター像を多く設置しマンガの国としてPRを続けて行きます。そんな中、仙台と石巻を結ぶ仙石線で石巻をアピールし、観光客に石巻に来てもらおう、という気運が高まります。こうして2003年、最新の205系3100番台のM8編成を専用仕様に整備したマンガッタンライナーⅠがデビューしました。当初は休日に所定の快速うみかぜに就く事が多かったですが、次第に普通列車にも進出して行きます。

 

マンガッタンライナーが運行された期間とは

さて、現在まで運用されているマンガッタンライナーですが、一体どれくらい経っているのでしょうか。2003年にM8編成がデビューした時からマンガッタンライナーの運行が始まりましたので、既に20年走っている事になります。2023年はマンガッタンライナー20周年節目の年となっているのです。この20年という年はラッピング電車としては非常に長い期間運行されている方に当たります。この期間運行されているラッピング列車は仙石線内ではまず無く、全国的に見てもこれより長い期間のラッピング車両はJRではJR西日本境線の鬼太郎列車が1993年より運行を開始、期間30年というくらいしかほぼ無く,同じく長期間のラッピング車両と言える氷見線の忍者ハットリくん列車も2004年とマンガッタンライナーよりも後に登場した事を考えると相当長期に渡ってラッピングが続けられています。現在,マンガッタンライナーは初代のM8編成,2代目のM2編成…と歴代仙石線で使用される車両全てが纏っており,新たな仙石線の伝統としてこれからも続いて行って欲しい物です。

終わりに

20周年を迎えたマンガッタンライナー。子供からの人気は現在も尚健在と言え,休日に仙石線の駅に降り立ちマンガッタンライナーを見かける機会には子供がマンガッタンライナーを見かけると駆け寄っていったり親子連れがマンガッタンライナーと記念撮影をするという光景もよく目にします。この光景が後世でも見られる事を願ってやみません。